「おうち時間」を愉しむ平屋の家(2020年グッドデザイン賞受賞)
<この家について>
これからの暮らし方
《STAY HOME=おうち時間》
高齢化が進む鹿児島県枕崎市。お子様達も都会に巣立ち、子育てを終えた五十歳代のご夫婦の家。
■二人で第二の楽しい人生を送りたい。大好きなおうちで大切な時間を過ごしたい。
■大好きな物に囲まれ、大好きな海・緑を眺めながらゆっくりと過ごしたい。
■将来子供たちが大切に引き継いでくれる美しく素敵な家を造りたい。
■都会の人や若い人たちが憧れる暮らしの形を造りたい。
その想いを叶える為に、おうち時間を豊かに過ごし、子供たちの未来に残せる美しい住宅をデザインしました。
今年に入り新型コロナウィルスの影響を受け、生活様式の変化やおうちでの過ごし方も変化しつつあります。このような中、おうち時間を豊かに過ごせる為に、家族との繋がりを大事にし、暮らしの質を高め、今まで以上に居心地の良いおうち時間になるように設計致しました。
<コンセプト>
これからの生活スタイルに対応した暮らし方。
おうち時間を愉しむ為に必要な「五感・性能と機能・交感・愛着」からなるバランスとの融合。
<プラン>
<外観>
北に面した玄関ファサードの下屋を北側に向かっての片流れの屋根とし、軒先の水平ラインを美しく出せる様にデザインしました。母屋部分の大屋根は正面から見て三角の切妻屋根とし可愛らしさがでる様に工夫しました。
<内観①>
自然素材をメインにした内観は空気環境を良くし、気持ちを落ち着かせる空間に。平屋建てですが、リビングには吹抜け天井を設け、開放的な空間を演出しました。
<内観②>
お家の各所に色々な居場所を造り、おうち時間を愉しめる工夫を致しました。大好きな物に囲まれた生活は心のゆとりを持て、これからの暮らしが豊かになります。