ピラミッドの謎
こんにちは 建築部の中渡瀬です。
だんだん春めいた気候になり、桜の開花が待ち遠しい日々です
先日、世界最大のクフ王のピラミッドの内部に、これまで知られていなかった空間が186年ぶりに確認されたとのニュースがありましたね、
建築に携わるものとして、ピラミッドはとても興味があるものです。
世界各国の研究者が長年研究を続けていても多くの謎が残ったままです。
およそ4500年前に建造され今なお崩れずにその姿を保っているだけでもすごい事ですし、当時人力しかないであろう時に146mまでの高さまで大きな石を正確に積み上げる技術等、本当に不思議でなりません。
この謎に建設会社らしい目線で向き合った会社がありました、大林組というスーパーゼネコン5社のうちの1つです。
現代の技術でピラミッドと同じものを造ろうとしたら、どのくらいの年月と費用、そして労働力で完成させることができるのかというのを検証していました、以前その資料を読んだことがありふと思い出しました。
1978年作成の資料ですので、ひと昔前になりますが一部を紹介しますと、
スーパーゼネコンの力を駆使して、トレーラーを300台、クレーンを100台、軍用大型ヘリまで使っても工事期間は5年間、費用は1,250億円(現在ですと2倍くらいでしょうか)という試算で、石の切り出し方法、運搬方法、またその積上げ方法等細かく計画されていましたが、現代の建設機械を使ってもかなり困難な工事になりそうです。
ピラミッド建造の謎が解明される時は果たして来るのでしょうか、
難しいような気はしますが、死ぬまでには是非とも知りたいものです。
そんな希望を持ちながら、夢のある建築という仕事にこれからも励んで行こうと思ったニュースでした。