ピンクムーンが過ぎて—春の満月が残した余韻
こんにちは、建築事業部の津曲です。
先日は、4月の満月「ピンクムーン」が夜空をやさしく照らしていましたね。月がピンク色になるわけではないけれど、その名前にはどこか春らしい、あたたかい響きがあります。そして、あの月を見逃した方も、まだ余韻を感じることができるかもしれません。
ピンクムーンという名前は、アメリカ先住民の風習からきています。この季節に咲くピンク色の「フロックス」という野花が由来で、春の訪れを告げる象徴のような存在です。日本でも桜が舞う時期と重なって、自然と心に染み入る名前ですよね。
満月の一日後の月は「十六夜(いざよい)」と呼ばれ、少しだけ遅れて昇る月です。ほんのわずかに欠け始めたその姿にも、どこか趣があります。完璧な満月が放つ力強さとは違い、ちょっと遠ざかっていく感じが、なんともいえない切なさを運んできます。
ピンクムーンを見た人も、見逃した人も、この月を機にちょっと足を止めて、自分自身の心に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか。新年度や新生活が始まり、慌ただしい毎日を送っている人も多いはず。そんな中で満月の静かな光は、忙しさの合間にふっと深呼吸をさせてくれるような気がします。
月は満ち欠けを繰り返し、私たちに「変化は自然なこと」だと教えてくれます。ピンクムーンの翌日も、月はまだ夜空にあります。ほんの少し欠けながらも、静かに、そして確かに輝いています。
あの満月の光を覚えている人も、見逃してしまった人も、ぜひ、夜空を見上げてみてください。過ぎていったピンクムーンが、まだどこかであなたを照らしているかもしれません。
〖満月の読み方〗
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〖2025年最小の満月〗