大きな暮らしができる小さな家
こんにちは建築部の中内です。
今回は私が住宅建築(木造)の設計や家造りにおいて
大切な事を教えて頂いた書籍の紹介をしたいと思います。
木造住宅の設計を始めた頃にこの本に出会い、今までの
考え方を変えさせられたこの一冊。
「大きな暮らしができる小さな家」
この本の著者で建築家の永田昌民さん。
今まで数々の住宅を建築されており、その作品に感銘を受けた
一人です。
タイトルにもあります、小さな家とは何か?とわかりやすく
説明されています。
その一つが家は小さくていい。
住まいは広ければそれでいいというものではない。
小さな家だからこそできる仕掛けがあり、面積が示す数字以上
の広がり感をだすための工夫が必要だと。
視覚的な仕掛けが施されていたり、明るいところと暗いところ、
高いところと低いところといったように、空間にメリハリを
付けることにより、小さな家でも広がり感を感じることができます。
私も同じような考えを持ちながら自宅の設計を致しました。
自宅も決して大きくない、逆に小さくシンプルな箱にワンルームの
2階リビングとし、明るいところと暗いところ、高いところと低い
ところを散りばめて作り、数字以上の広がりを持てるように出来ました。
これは決して図面上だけでは体感できない事なので、色々とお家を
見比べて体感していく必要はあるかと思います。
その他にも沢山学ぶべきものが書かれたこの書籍は私の愛読書に
なっています。
これからも学びを続けてより良いお家造りに励みます。