大規模噴火に備えよう
近い将来、大正噴火のような大規模噴火が起きる可能性が高まっていると考えられている桜島。
今、大規模噴火が発生して鹿児島市街地側に東の風(市街地方向への風)の場合、大量の軽石や火山灰が降り積もることが想定されます。
桜島のこれまでの歴史と今後我々に求められることをテーマに、京都大学名誉教授井口正人先生と
鹿児島市危機管理課の担当者による講習会に参加させていただきました。
火山の噴火による被害はイメージしにくいです。
現在、大正火山爆発で地盤沈下80センチ、110年掛けて72センチ起上しており、
20年~30年の期間で大噴火が起こる可能性が高いそうです。
大噴火が起きると
・ライフライン途絶のおそれ
・道路も公共交通も普通のおそれ
・中心市街地に軽石・火山灰が最大1メートル堆積するおそれ
など様々なリスクがあります。
その時に
家の中にいれば大丈夫と思っていると電気・ガス・トイレが使えなく外に出られなくなったり、
軽石と火山灰だけと思っていると大地震による被害の可能性もあります。
(大正噴火時には噴火の8時間後にマグニチュード7.1の地震が発生しました)
道路状況については、まず鹿児島空港は0.2ミリ積もると滑走路は止まり閉鎖されます。
厚さ1センチから2センチで道路も閉鎖され、鉄道も動かなくなります。
大規模噴火に備えて今から準備が必要です。
あなたと家族の命を守るために、避難対象地域を把握して避難しましょう!
町別で避難場所、ルートが指示されます。家族と避難場所を決めておくことも大事です!
また、最新情報を取得するためには、鹿児島市の公式LINEが早いそうです。
桜島火山防災リーフレットより引用