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ここちよさの6つの要

Comfortableness

01. 敷地を読む

設計で一番大切な「配置計画」

家を建てる上で一番大切な事はその土地をどう生かして建物を建てるかという事です。
土地ごとに、周辺環境や町並み、土地の形状、隣地の建物と窓の位置、方位、太陽の角度、風向き、眺望や見たくない場所、高低差や建築基準法など様々な条件があります。
それをどう読み解くかが一番大切な事なのです。
それを読み間違えると、豊かな暮らしから遠ざかってしまいます。

例えば、前面道路にリビングが面していて中が丸見え、風通しが悪くジメジメしてカビの匂いがする建物。
かっこよく大きな開口部を開けたものの、いつもカーテンは閉めっぱなし。
後から「しまった!」と思っても後の祭りなのです。

私たちは、敷地を生かすポイントとして次の事に気を付けます。

  • 近隣への配慮・変化への対応・町並みや景観
  • 駐車スペースの位置とかたち・方位 太陽の道
  • アプローチの動線と建物の見え方
  • 活かせるスペースと捨てるスペース
  • 道路との関わり方・高低差の使い方

すべてが良い土地では無いはずです。
しかし、その土地その土地にそれぞれの答えや考え方があるはずです。
特に土地をお持ちでない方は土地探しから始めなければなりませんが、その際は土地をどう読み解くかが大切です。
土地の見極め方を詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。

<敷地を読み解くプランの一例>

建設前の敷地のようす01
建設前の敷地のようす02
01.まずは土地を見て、 その土地の活かし方、一番いい場所を確認します。

まずは敷地を道路から見るのは当然ですが、敷地の真中に立って360度周りにどんな建物が建っているか、方位的にどこが一番いい場所か、何処に車を配置するか、眺望や抜け感、日当たり、風の通りを確認します。
その時に注意すべき事は空き地や古い建物です。
なぜならそこに将来建物が建つ可能性が有るからです。

02.初めに車を停める位置を決めます

車の配置は毎日の事なので重要です。これを間違えると取り返しがつきません。
合わせてシンボルツリーなど木を植える場所を決めていきます。

03.周りの環境に合わせて配置計画

太陽の角度と位置、周りの環境に合わせて配置計画をします。一番いい場所に植栽を置き、どこを開きどこを閉じるかを計画します。

04.道路から玄関までのアプローチ

道路から玄関までのアプローチ、そこに植栽がある事で季節感が感じられ、周囲の街並みを豊かにする事が出来ます。

05.窓の位置が重要です

窓のレイアウトは重要なポイントです。
光や風を取り込む、風景を切り取る、正面からの印象を美しく見せる、視線を運び抜ける止めるを表現する。
取付位置や窓の選定を決めていきます。

06.家族の暮らし方、想いを形にする

そこに家族の想い、暮らし方が形となってまとまってきます。趣味やこだわりの場所がちゃんと機能できるようにまとめていきます。

07.建物のバランスと美しさを整える

最終的に道路からその建物がどのように見えるか、バランスと美しさを意識しながら設計していきます。

08.家づくりは「プラン」が肝心です

家づくりは最初の「プラン」がとても肝心です。
このとき敷地の読み方を間違えると居心地の悪い家になってしまうことも・・・・。
家づくりの良し悪しの80%がこの「プラン」で決まると言って過言ではありません。