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【長期優良住宅】第五章 長期優良住宅の維持保全計画とは?居住環境・災害配慮まで解説|鹿児島のベルハウジング

長期優良住宅は、建てた時だけ性能が高い住宅ではありません。
長い年月にわたり、家族が安心して暮らし続けられることを前提にした住宅です。

そのためには、耐震性や断熱性能だけでなく、普段は目に見えない部分への配慮がとても重要になります。
たとえば、土台や柱、梁などの構造躯体を湿気やシロアリから守ること。
床下や小屋裏を点検できるようにしておくこと。
将来、給排水管などの設備を修理・交換しやすいように計画しておくこと。

こうした見えない部分への工夫が、10年後、20年後、30年後の住まいの安心と価値につながります。

今回は、長期優良住宅の認定基準の中でも、特に大切な「劣化対策」と「維持管理・更新の容易性」について、できるだけ分かりやすく解説します。

■ 長期優良住宅は「長く使える家」であることが前提

長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅です。

つまり、単に丈夫な家を建てるだけではなく、将来の点検や補修、設備の交換まで考えた住まいであることが求められます。

一般的な住宅では、完成した時の見た目や間取り、設備の新しさに目が行きがちです。
しかし、長く安心して暮らすためには、完成後に見えなくなる部分こそ重要です。

床下の湿気は大丈夫か。
シロアリ対策はできているか。
配管の点検や交換はしやすいか。
小屋裏や床下を確認できる点検口はあるか。
将来のメンテナンスに配慮した設計になっているか。

このような視点を設計段階から持つことが、長く住み継げる家づくりの第一歩です。

■ 1. 構造躯体を長持ちさせる「劣化対策」

劣化対策とは、家の骨組みである構造躯体を長持ちさせるための対策です。

木造住宅でいう構造躯体とは、主に土台、柱、梁、床組、小屋組など、家を支える大切な部分を指します。

どれだけデザインが美しい家でも、見えない部分で木材が腐ったり、シロアリ被害を受けたりすれば、家の寿命は短くなってしまいます。

長期優良住宅では、構造躯体を数世代にわたり使用できるよう、劣化対策等級3相当の高い対策が求められます。
木造住宅の場合、特に重要なのが、湿気対策、防腐防蟻対策、そして点検しやすい構造です。

■ 木造住宅で大切な劣化対策

  項目           内容                    目的
床下空間の確保 : 床下を点検・補修できる高さを確保する : 人が入り、状態を確認しやすくする
床下点検口 : 床下へ入るための点検口を設ける : 土台・配管・シロアリ被害を確認しやすくする
小屋裏点検口 : 屋根裏を確認できる点検口を設ける : 雨漏りや小屋組の状態を確認しやすくする
防腐・防蟻処理 : 土台や柱脚部を腐朽・シロアリから守る : 木材の耐久性を高める
耐久性の高い材料 : 耐久性のある木材を活用する : 腐りにくく、長持ちしやすい構造にする
換気・通気 : 床下や壁内に湿気をためにくくする : 腐朽やカビのリスクを抑える

特に木造住宅にとって、湿気は大きな敵です。

床下に湿気がこもると、木材の腐朽、カビ、シロアリ被害の原因になります。
また、屋根や外壁から雨水が入り込んだ場合も、早期に発見できなければ、見えない場所で劣化が進んでしまいます。

だからこそ、長期優良住宅では、点検できること、補修できること、湿気をためないことが大切になります。

■ 鹿児島の家づくりでは、湿気とシロアリ対策が特に重要

鹿児島は、高温多湿で雨も多く、台風の影響を受けやすい地域です。
さらに、地域によっては地盤の湿気や周辺環境によって、シロアリ対策にも十分な配慮が必要です。

木造住宅は、正しく設計し、正しく施工し、定期的に点検すれば、長く使い続けることができます。
しかし、湿気を逃がす計画や、床下・小屋裏を点検できる仕組みが不十分だと、不具合の発見が遅れてしまうことがあります。

家を長持ちさせるためには、完成時の性能だけでなく、将来の点検性まで含めた設計が欠かせません。

■ 2. 将来の修理をしやすくする「維持管理・更新の容易性」

長期優良住宅でもう一つ重要なのが、「維持管理・更新の容易性」です。

これは、簡単に言えば、将来の点検・清掃・補修・交換がしやすい家にしておくということです。

家の構造躯体は長く使えても、給水管、排水管、ガス管などの設備配管は、建物本体より早く劣化することがあります。
つまり、建物はまだ十分使えるのに、配管や設備だけは交換が必要になる場合があるということです。

その時に、配管が基礎や構造躯体の中に埋め込まれていて簡単に交換できなければ、床や壁、コンクリートを大きく壊す工事が必要になります。
そうなると、修繕費用も工期も大きくなってしまいます。

長期優良住宅では、こうした将来の負担を減らすために、設備配管の点検や交換がしやすい設計が求められます。

■ 維持管理しやすい家にするための主な工夫
                
  
配管ルートの整理 : 給排水管を点検しやすい経路にする : 将来の補修・交換がしやすい
点検口の設置 : 配管の接続部を確認できるようにする : 漏水や劣化を早期発見しやすい
清掃口の設置 : 排水管の詰まりを解消しやすくする : メンテナンス性が高まる
コンクリート埋設を避ける : 構造躯体を壊さずに交換しやすくする : 将来の修繕費を抑えやすい
水回りの計画 : キッチン・浴室・洗面・トイレの配置を合理的にする : 配管がシンプルになり、管理しやすい

このような工夫は、建てた直後には目立ちません。

しかし、20年後、30年後に水回りのリフォームや配管交換を行う時、大きな差になります。

「直しやすい家」は、長く住み続けやすい家です。
そして、将来の修繕費を抑えやすい家でもあります。

■ 「見えない部分」こそ家の価値を決める

劣化対策や維持管理のしやすさは、完成見学会で一目見ただけでは分かりにくい部分です。

しかし、長く安心して暮らせるかどうかは、こうした見えない部分で決まります。

床下に入れるか。
小屋裏を確認できるか。
配管を交換しやすいか。
湿気がこもらないか。
シロアリ対策ができているか。
将来のメンテナンスを考えた設計になっているか。

家づくりでは、デザインや間取りと同じくらい、こうした基本性能が重要です。

長期優良住宅は、建てた時の満足だけでなく、長く暮らした後の安心まで考えた住まいです。

■ まとめ
長く住み継ぐ家には、点検しやすさと直しやすさが必要

長期優良住宅の「劣化対策」と「維持管理・更新の容易性」は、どちらも将来の安心につながる大切な基準です。

劣化対策は、構造躯体を長持ちさせるための工夫。
維持管理・更新の容易性は、設備や配管を点検・補修・交換しやすくするための工夫です。

家は、建てて終わりではありません。
家族の暮らしとともに、長い年月を重ねていくものです。

だからこそ、見えない部分まで丁寧に設計し、点検しやすく、直しやすい家にしておくことが大切です。

鹿児島で永く安心して暮らすために。
そして、次の世代にも住み継ぎたくなる家にするために。

長期優良住宅の劣化対策と維持管理は、これからの家づくりに欠かせない大切な考え方です。

見えない部分こそ、家の寿命を決める。

家づくりで大切なことは、完成した時の美しさだけではありません。
10年後、20年後、30年後も安心して暮らせること。
そして、次の世代にも「この家を残したい」と思えること。
そこに、本当の住まいの価値があると考えています。

長期優良住宅の劣化対策や維持管理の基準は、普段の暮らしの中ではなかなか目に見えません。
床下の高さ、点検口の位置、配管の通し方、防腐防蟻の考え方、湿気への配慮。
これらは、お客様が完成した家を見た時に、すぐに感動する部分ではないかもしれません。

しかし、家を長持ちさせるためには、とても重要な部分です。

鹿児島は、高温多湿で、雨や台風も多く、住まいにとって厳しい自然条件があります。
だからこそ、湿気をためにくいこと、シロアリ被害を防ぎやすいこと、将来点検や補修がしやすいことを、設計段階から考えておく必要があります。

ベルハウジングでは、全棟で長期優良住宅を標準仕様としています。
それは、単に認定を取得するためではありません。
家族が永く安心して暮らし、年月を重ねても価値が続く住まいをつくりたいからです。

私たちは、鹿児島の風土に合った仕様を自社で考え、開発し、設計と施工に反映しています。
見えない部分にこそ手を抜かない。
点検しやすく、直しやすく、長く使える家をつくる。

それが、地域に根差した工務店としての責任だと思っています。

家は、建てた時が完成ではありません。
そこから家族の暮らしが始まり、時間とともに愛着が深まっていきます。

だからこそ、ベルハウジングは、デザインの美しさだけでなく、構造躯体の耐久性、配管の維持管理、将来のメンテナンス性まで大切にしています。

美しく、強く、直しやすく、永く価値が続く家。
鹿児島で暮らすご家族の未来に、本当に残せる住まいを届けるために。

これからもベルハウジングは、見えない部分まで誠実に考えた家づくりを続けてまいります。

ベルハウジングの家づくりや性能については、「家の性能」ページでも詳しくご紹介しています。https://bell-h.jp/

実際の住まいの雰囲気は、「住まいの実例」ページでご覧いただけます。

長期優良住宅や高性能住宅をご検討の方は、お問い合わせページよりお気軽にご相談ください。

株式会社ベルハウジング
代表取締役社長
松田 英之

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