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一級建築士が教える土地選び|後悔しない家づくり7つのチェックポイント

「土地が気に入ったから、ここに家を建てたい!」

お越しになるお客様から、よく伺う言葉です。
ですが、一級建築士として25年以上、約1000棟の住まいを手がけてきた私から、最初にお伝えしたい大切な事実があります。

「良い家づくりは、良い土地選びから始まる」

家は将来リフォームや建て替えができますが、土地を簡単に買い替えることはできません。 だからこそ、土地選びは家づくりの中で最も慎重になるべきポイントなのです。

今回は、プロの視点から「本当に後悔しない土地選びの秘訣」をお伝えします。

後悔しない土地選び 7つのチェックポイント

 

1. 「土地の価格」だけで判断しない

「相場より安いからお得!」と飛びつくのは危険です。購入後に思わぬ追加費用が発生することがあります。

  • 擁壁(ようへき)の補強工事が必要だった

  • 地盤改良に100万円以上かかった

  • 給排水工事や高低差の造成工事に多額の費用が必要だった

  • 境界が確定しておらずトラブルになった

  • 崖や擁壁、セットバックが有り建物を建てる上での有効な敷地が小さかった。

たとえ土地が200万円安く買えても、付帯工事で400万円追加になっては意味がありません。土地は必ず「工事費も含めた総額」で判断しましょう。

2. 「理想の建物が建つ土地か」を確認する

現地を見て「広い!」「日当たりがいい!」という印象だけで決めるのはプロから見るとリスクがあります。建築士は、次のような専門的な条件をチェックしています。

  • 建ぺい率・容積率(希望の広さの家が建つか)

  • 高さ制限・北側斜線(思い通りの階数や屋根にできるか)

  • 道路幅・接道条件(法令上、家が建てられる状態か)

  • インフラ(上下水道)の引き込み状況(浄化槽が必要か?)

  • 土砂災害・洪水などのリスクエリアに含まれていないか

見過ごすと「思い描いていた間取りが入らない…」ということになりかねません。

鹿児島県では崖規制が厳しくなっており、事前の確認が必要です。これを怠ると建築確認申請時に指導を受け多額の補強工事や崖対策を講じなければなりません。

鹿児島県条例第3条によるがけ規制

1)がけの定義

斜面の勾配が30度を超え、かつその高さが2mを超えるものを「がけ」と定義しています。

※ 上記に該当する場合、防災工事や擁壁による保護が施されていても、原則として「がけ」として取り扱われます。

2)建築制限の概要

県条例第3条第1項により、建築物が高さ2メートルを超えるがけに近接する場合は、原則、がけの上にあってはがけの下端等から、がけの下にあってはがけの上端等から、建築物との間にそのがけの高さの2倍以上の水平距離を保たなければなりません。 しかし、実際には敷地の条件等から2 倍以上の水平距離を保てない場合も数多くあることから、同条第3 項で、安全上支障がないと認められる場合は、1 項の規定は適用しないと規定しております。 安全上の支障については、原則として「がけ相談」を経て判断されますが、一定の要件を満たすものは「がけ相談」を省略することができます。

かごしまiマップでの都市計画情報・道路種別の確認

希望のエリアが見つかったら、まずは「かごしまiマップ」などの行政の公開情報を活用して、都市計画情報や道路種別を確認しましょう。用途地域や建ぺい率・容積率、斜線制限などの法規制を調べることで、「その土地にどれくらいの大きさの家が建てられるか」の目安がつきます。また、土地に接している前面道路の幅員や、それが私道か公道か(建築基準法上の道路か)を確認することも、家を建てるための絶対条件をクリアしているかを見極める重要なステップです。

建築士、宅地建物取引主任者が丁寧に確認します。

3. 時間帯や曜日を変えて何度も足を運ぶ

土地の本当の姿は、一度見ただけでは分かりません。

  • :通勤・通学ラッシュの交通量や人の流れ

  • 夕方:近隣の子どもの遊ぶ声、帰宅時間帯の様子

  • :街灯の明るさ、夜間の治安や静けさ

  • 休日:平日の静けさとは違う周辺環境

「朝・昼・夜」「平日・土日」と、タイミングを変えて何度か現地を見に行くことをおすすめします。

4. 地域特有の「災害リスク」を調べる

大切な家族を守るため、安全性の確認は最優先事項です。購入前に各種ハザードマップ(洪水・土砂災害・津波・液状化)を必ず確認しましょう。

特に鹿児島では、以下のような地域特有の地盤・地形への配慮が必要です。

  • シラス地盤火山灰地盤の強度

  • 傾斜地がけ地の安全性

5. 「南向き」にこだわりすぎない

「日当たりが良いから絶対南向きがいい」と思われがちですが、東・西・北向きの土地でも、設計の工夫次第で驚くほど明るく快適な家になります。

プロの建築士は土地を見た瞬間、こんなイメージを描きます。

  • 「ここにリビングを置けば十分な光が入る」

  • 「この窓から綺麗な景色が見えるようにしよう」

  • 「光を取り込むために中庭・吹抜けを作ろう」

優れた設計力があれば、土地の「弱点」を「長所」に変えることができます。

敷地が狭い場合は南向き道路が効果的と判断はしますが、道路歩行者からリビングの中を覗かれない工夫も建築士のセンスです。南向き道路では覗かれない様な設計での工夫が必要となります。

6. 隣家との「視線」や「距離感」を確かめる

住み始めてからの満足度に大きく影響するのが、お隣との位置関係です。

  • 窓の位置(お互いの視線がバッティングしないか)

  • エアコン室外機や給湯器の配置場所

  • ベランダや駐車場からの視線

設計段階からお隣とのプライバシーに配慮しておくことで、入居後のご近所トラブルやストレスを未然に防ぐことができます。

7. 【最大の成功法】購入前に「建築士」と一緒に見に行く

多くのご家族が「土地を決めてから、住宅会社へ行く」という手順を踏みますが、実はこれが失敗のもと。

一番失敗しない方法は、「土地を買う前に、建築士に相談すること」です。

一級建築士なら、土地を見る時点でここまで見通すことができます。

  • ご希望のプランが収まるか

  • 必要な駐車スペースが確保できるか

  • 日当たりや風通しをどう確保するか

  • 将来の資産価値やメンテナンス費用まで考慮できているか

「土地を見る」のではなく、プロの目線で「その土地で本当に希望の暮らしができるか」を検証してもらうことが最大の近道です。

ベルハウジングでは、土地が決まる前の「無料相談」を承っています

「気になる土地があるけれど、本当にここで大丈夫かな…?」

そう思われたら、土地を購入される前にぜひベルハウジングへお気軽にご相談ください。

土地の情報(販売図面など)をお持ちいただければ、一級建築士が直接以下のアドバイスを無料でおこないます。

  • 敷地に対する建物配置プランのご提案

  • 日当たりシミュレーション

  • 建物+土地の概算資金計画

  • 建築時に注意すべき箇所の洗い出し

おわりに

家づくりは、一生に一度の大きな買い物です。だからこそ、土地選びで後悔してほしくありません。

土地には、ひとつとして同じものがなく、それぞれ固有の「個性」があります。その個性を活かし、住まうご家族にとって最も心地よい空間をデザインすることこそが、私たち一級建築士の役割です。

「土地を見るのではなく、そこで始まる暮らしを見る。」

ベルハウジングは、土地選びから設計・施工、そして住み始めてからのアフターフォローまで、一貫してご家族に寄り添い続けます。

どんな小さなことでも構いません。まずはあなたの理想の暮らしをお聞かせください。

Q. 土地が決まっていなくても相談できますか?
はい。土地探しから一級建築士がお手伝いします。

Q. 土地を購入する前でも見てもらえますか?
もちろんです。現地確認や法規制、建物配置までご提案いたします。

Q. 土地の資料だけでも相談できますか?
はい。所在地や資料をお送りいただければ、建築士が詳しく確認いたします。

一級建築士 松田英之

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